2014年1月23日木曜日

記憶をつなぐ


新築にしても改装の設計にしても

いつも心がけていることの一つに

「古いものを何か残す」ということがある。

それは庭の樹木だったり、柱だったり、

ずっと使い続けている家具だったり・・・。

全部新しくするという考え方ももちろんあるが、

見方を変えてみるとそれまでの人生、

残したいものが何もないというのもさびしいもの。

何か形のあるものを残すことで

そこにまつわる思い出も一緒に

未来へつないでいけたらいいなと思う。





現在、友人姉妹のご自宅の改装を行っている。

家族構成が変わり、

今後も快適に永く住んでゆくための大幅な改装だ。

先日工事現場を一緒に見ていた際に友人が

ポロリと私に言った。

「最初は全部新しくできればいいなぁと思っていたの。

 だけど今になってみると以前の古い部分を少し残して

 良かったなと思う。

 建てた当時の両親の想いをいろいろと考えるね」




具体的に残すものは様々だが、

意図的に、新しい生活に活かす形で残したいと思う。





この現場も来月末にはお引渡し。

何を残したかはまたブログにアップします。


(Misako)





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