ここ数年、「活かす」ということを心がけている。
つい新しいものが欲しくなったり
現状に不平不満を言いたくなってしまう私だけど
人生ここまでくると(?)
まわりに与えてもらった素晴らしい思い出やものも
たくさんあるわけでして。
例えばこれ。
この額の中のもの、実は・・・・
絵ではなくて刺繍。
25年近く前に、祖母と行った伊勢丹美術館の刺繍展。
あらためて調べてみるとどうやら
「ノクシカタ刺繍」というバングラディッシュに伝わる技法のよう。
布自体に細かいステッチが施されている。
日本の刺し子やアメリカ等のキルトなどと同様に、
古い布の強度を補いつつ装飾性もプラスした優れた技法だ。
帰り際に買ってもらったこの刺繍。
すかっり黄ばんでいた布を思い切って洗濯しアイロンをかけ
額装屋さんに持ち込み好みの額で額装してもらった。
トラがコブラを押さえるという日本という環境では
決してイメージできない構図が異国情緒たっぷり。
よみがえった刺繍と思い出。
(Misako)
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