2017年7月22日土曜日

【雑誌取材】「haru_mi」+「ハグみじゅうたん」

たとえ居心地の良いマイホームでも、

季節や気分によって模様替えをしたくなることがあります。

いや…長い時間いる場所だからこそ、なのかもしれません。




本日は朝から(株)扶桑社さん発行の「haru_mi」という季刊誌と

ハグみじゅうたんを作っているCOBLIN(株)さんによるタイアップ取材が

自宅で行われました。

    「haru_mi」
     http://www.fusosha.co.jp/magazines/haru_mi/
     

     COBLIN  株式会社
     https://lohas-rug.com/



私も普段から敷物は好きで、

数枚を季節によって敷き替えていますが

もう20年近く使っているのでそれもマンネリになりつつあります。

今日は、自分以外の人が選んできてくれたじゅーたんが敷かれるのです!




いつもよりちょっと大人っぽく、きりっとしまった表情の居間。


グリーンのものに変えると、空気がさっと軽くなりました。




そして、次は小さな丸テーブルのコーナー。

普段は何も敷いていないのですが…



じゅーたんを敷くだけで、まとまりが出てとてもいい感じに。

いつも見慣れた風景だからこそ

こんな簡単に雰囲気が変わることに今更ながら驚きます。





それにしても

写真を見ていると静かな現場に映りますが、

カメラの手前はこんなにたくさんの人が…なんと私達含め合計10名。






今時は、撮ったと同時にPCでチェックできるので、

撮りこぼしがないのですね。





最終的には全部で5か所、

異なるじゅーたんを敷いて撮っていただきました。

食堂では驚くような敷き方のテクニックも披露され…。





発売は9月1日とのこと。

先の楽しみがまたひとつ増えました。


(Misako)









2017年7月21日金曜日

ARTOY 2017 響


この写真、なんだと思いますか?

あるものを上から見た姿です。




視点を横にずらしていくと…




答えは恐竜でした。

さらにこの恐竜はどのくらいの大きさだと思いますか?






最長で10センチ足らず、

なんと1ミリにも満たない段ボールを重ねて作られています。

これは、ご夫婦で設計事務所を開いている

友人・村尾さんの作品で、彼女がモチーフ設定から

設計・作成まですべてひとりで行っています。




先日、彼女が参加している展覧会「ARTOY 2017」に

行ってきました。

毎年テーマがあり、それにあわせて新作が発表されます。

今年のテーマは「響」。







らくだのキャラバン。

背景に映る影がわくわくしますよね。




 きりんの親子。

親子の首のラインが流れるようにつながって、

美しいと思いませんか。

「響」が伝わってきます。



ユニークな着眼点や緻密な造形力、

それを段ボールに置き換えていく設計力…

すごいなぁといつも感動します。




更に「いいな」と思った人は

工作キットを買えるようになっています。

完成品を売るのではなく、あえての「工作キット」。

これは「作る喜び」を味わってもらいたいという

作ることが大好きな村尾さんからの無言のメッセージだと

受け止めています。




と言うことで、私も「らくだの親子」をひとつ購入。






たぶん、展示品みたいにきれいにはできないだろうな~。

でも、夏休みの宿題を思い出しつつ

楽しんでチャレンジしたいと思います。

(Misako)






2017年7月14日金曜日

餅まきでお祝いを

突然ですが、
上棟式に屋根からお餅を撒く風習を知っていますか?

私の父の小さい頃にはどのお宅もやっていたようで、
近所の上棟が楽しみだったとよく聞かされていました。

由来については、
間違ったことをお伝えしてしまうといけないので、
詳しく知りたい方はWikiへ…


「餅まき」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A4%85%E3%81%BE%E3%81%8D


先日上棟を祝って、この「餅まき」ならぬ「菓子まき」が
お施主さんのアイデアにより現場で行われました。

へいごうしを飾り、
まずは、四方をお神酒、塩、お米で清めます。






その後、いつもは宴席へ…となるのですが、
気がつけばタイミング良く
今回は道路にどこからともなく子供達が次々と現れます。







最初はチラホラ…だったのですが、
わずか15~20分程度の間に最終的には20人くらい…?
いや、もっと。
30人近く集まったのではないでしょうか!






いまかいまか…と空からお菓子が降ってくるのを
待ち受ける子供達。

私もなんだかドキドキします。

お施主さんから、
最初に上棟の意味のご説明をいただき、
大工さんと一緒に


ぽ~んっ!







青空と上棟を済ませたばかりのマイホームをバッグに
お菓子が撒かれます。


あっという間にお菓子はなくなり、
時間にして10分足らずのできごとだったと思います。

けれど、子供達にとっては(私にとっても)
一生記憶に残るのだろうなと思います。

そして、このお家にちょっと興味が出て
「進んだな~」とか「どんな色になるのかな~」とか
気にしてもらえたら嬉しいなと思います。

一気にちびっこ現場監督がたくさんできた感じでしょうか。





事務所を始めて18年、餅まきは何回か経験させていただきましたが
身内で行うことが多く、
こんなにたくさんの近所の子供が集まったのは初めてです。

いいものですね。





欲を言えば、私も子供達の中に混じりたかったです。

(Misako)

2017年7月11日火曜日

週末、明日館にて・・・。


梅雨とは思えぬ暑さの先週末、
以前事務所で働いていた安原君の結婚式に
ご招待されていってきました。

入籍から1年半…というのが何とも彼らしい(笑)


会場はご存じの方も多いと思いますが、自由学園明日館。
どうやら新郎がこだわった場所のようです。

  



かのフランク・ロイド・ライトが100年近く前に設計をし、
現在は重要文化財に指定されています。



お式は人前式で、メインのホールで行われました。



後ろから差し込む光が、新郎新婦ふたりのシルエットを
美しく浮かび上がらせていました。



その後は、外へ出て青空の下、フラワーシャワーで祝福を。



披露宴はスキップになっている階段を上がった部屋で開かれました。



ここは当時も食堂として利用されていたとのこと。
こんな素敵な空間で食事をしていた学生がうらやましい限りです。

あらためて建築の持つ力を認めずにはいられません。





高校時代の親友のスピーチに、とても嬉しそうな笑顔。
実は彼はWEBの会社を自営していて、
事務所のHPを製作してくれています。




お二人を囲んで記念に一枚。
いい写真が撮れました。


余談ですが、左端に派手なネクタイで写っている
建築写真家の中川さんですが、
終始「着るものの判断を誤った…」と後悔していました。




さて、
おすそ分けにいただいた百合の花の香りが
今日もまだ部屋いっぱいに拡がっています。





いつまでもお幸せに。

応援しています。

(Misako)


2017年7月6日木曜日

1年検査のお楽しみ


昨年7月にお引渡しをしたS邸、早くも1年が過ぎ、
工務店さんと共に「一年検査」に行ってきました。


1年間本当に経ったのかな、と思うほどきれいな室内です。






階段を上りながら天井を見上げると…


        
あっ、見つけた!

左の鳥はお引越し後にうかがった際に既に飛んでいましたが、
右のしずくはなかったような。

奥さまにお聴きすると、
やはりその後気に入って購入された新作だそうです。




この梅雨の季節にとっても素敵です。

上から見るとこんな感じに。
手前のスチール製の昆虫もいいですね。

少しづつ空間の余白が、住まい手の色に染まってゆきます。
そんな光景を目の当たりにするのは
幸せのひとことに尽きます。



ところで、
このレッドシダーの壁の後ろにはコート掛けになるように
壁に凹みを作りました。




当初は、ハンガーをそのまま掛けていただくつもりで
内部をへこませ引っかかるようにしていたのですが、
どうやらフックを掛けてそこに掛けていただいているようです。

 違和感なくぴったり納まっているフック。
手に取ってみると、裏にスポンジが貼ってありました。




お施主さん曰く
「板に傷がつかないように、自分で貼りました」とのこと。

脱帽です。
住まいを大切にしていただいているお気持ちが、
伝わってきますね。


1年検査は、主に壁の入隅と軒天材の塗装の割れが
不具合としてあがりました。
近々工務店さんがメンテナンスに入ってくれます。

メンテナンスをしながら、
時間が経つほどに良い家に育てていただけることを
確信したひとときでした。

(Misako)