事務所のCADソフトは、長年、AutoCADです。
僕はVectorWorks育ちなので、
明野の事務所に来るまでAutoCADに触ったことがありませんでした。
今年でAutoCADを使って3年目。
3年目にして大発見です!!!
「日本語でもコマンド走る」んです!
使ってない人には、なんのこと?という話ですが、これ、画期的です。
逆に、この方法を知らなかったことで、
これまで【 仕事 1か月分 】くらいは時間を損していたと思われます。
なんて無駄な。。。
さて、どういうことかというと、AutoCADで図面を描くときのお話。
基本的に、描き方は2つです。
・コマンドのボタンを押す。
・コマンドの名前を入力する。
僕は後者のスタイル。
例えば、線を消したい場合、「ERASE」と入力します。
でも、長いので半角英字の「e」と入力しても、
「ERASE」コマンドが呼び出されるようになっています。
この動きを司っているのが、【エイリアス】。
短縮名とコマンドを紐づけてくれています。
今なら、「逃げ恥」といえば、「逃げるは恥だが役に立つ(TBS)」だし、
「ガッキー」といえば、「新垣結衣」と言っているのと同じです。
(↑注:見てなかったのに、ちょっと流行に乗りたい。)
これまで何がそんなに操作を遅くしていたかというと、
【 全角日本語を入力した後に、半角英語に戻れない! 】 からです。
これは、近年のAutoCADならではの怪現象で、
ネット上でも悲鳴がちらほら。
単純な、半角/全角キーの1度押しでは戻れないのです。
つまり、「e」と入力したくても、「え」になる。
当然、「ERASE」のコマンドは動きません。
これが、もう ”絶望的” に操作を遅くさせます。
なぜなら、日本語で図面を描いてますので!!
頻繁に日本語と英語を行ったり来たり。
もともと外国のCADソフトですから、
日本語に親切でなくても文句は言えないかもしれませんが。。。
そこで、思いつきました。
全角日本語をエイリアスに
書き込んだらどーなるの??
AutoCADのエイリアスは、
本来、「ALIASEDIT」というコマンドで編集できます。
でも、これがまた日本語を受けつけてくれず、うまくいきません。
その実体は、
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Autodesk\AutoCAD 2017\R21.0\jpn\Support
というフォルダにある、【acad.pgp】という設定ファイル。
ならばと、これを直接メモ帳で開いて、全角日本語を書き込み!
すると、見事に全角日本語のままでもコマンドが動くのです。
とっても、快適~。
これまでの倍速で、図面が描ける~。
(Susa)
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